木造三階建ての利点

2011.10.07

木造三階建てというと、手抜き工事と工務店の詐欺商法のニュースばかりで、まったく気持ちが暗くなってしまいます。実際にそうしたトラブルがあまりに多いので、地方自治体が調査したところ、なんと、八割以上の木造三階建て住宅に欠陥が見付かったとのこと(大阪堺市のケース)。なぜこんなことが起きるのでしょうか。それは、木造三階建てが広い居住面積を確保できるため、人気が集中したこと。それで一部の悪質な工務店が荒稼ぎをしようとしたわけです。具体的な手口としては、申請図と竣工図(見積り図)が異なるという建設業界の慣例(これについては後で詳しく述べます)につけこんで、法的に妥当な申請用の図面を一種類だけ用意し、これで役所に申請をするのですが、一方、実際の工事は、図面とはまったく異なった手抜きをするのです。役所が、こうした不正を全て取り締まることは難しいので、泣きを見るのは施主ばかりというわけです。そして悪質工務店は工事費を手にしたとたん、ドロンと消えてしまうことも多い。こんなことが続いたため、「木造三階建てはよくない」といったイメージが蔓延してしまいました。

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