投資マーケット、個人住宅マーケット、分野別にみてみる

2011.11.18

投資マーケットでのストックは90兆円と推定されます。そのうちオンバランス分野は62兆円、証券化分野は28兆円です。さらに証券化分野の中では、プライベート・ファンドを含むSPCの仕組みで投資されている不動産が22兆円、J-REITが6兆円となります。投資マーケットでは、資産に相当する資金が供給されることがポイントですが、特に積極的に資金が流入した証券化分野は、10年足らずで28兆円の規模に達しました。

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これがオンバランス分野の不動産会社の事業をも活性化させています。そして投資マーケットは、企業不動産マーケットで一般企業が価値を十分に発揮できなかった不動産に高い価値を見いだし、投資物件として購入することで成長を続けています。個人住宅マーケットではどうでしょうか。個人所有の不動産は、農地、遊休地、賃貸不動産を含めた家計部門の不動産としては1000兆円の資産規模があると推定されます。その中で、市場で取引され得る住宅がどれくらいあるかということですが、国内の住宅ローンの残高が2006年では187兆円あることから担保価値としての住宅も同程度以上はあるはずです。元本が返済された分を考えると、年数経過や市場変化による価値減少があったとしても、資産としては400兆円ぐらいの規模があると推定されます。以後に、国や地方公共団体、およびそれに準じる公的セクターが所有している不動産を考えます。現在、これらは450兆円ほどあると推定されています。