熱貫流とは

2011.12.09

熱貫流屋根、壁、床などはいくつかの材料を組み合わせて造られています。そこで、熱の移動は、熱伝導率の違ういくつかの材料を通っていくことになり、その流れは一様ではありません。このように複数の材料を通して行なわれる熱移動を『熱貫流』といい、材料の組み合わせによって、いろいろな値になります。熱貫流率は材料の組み合わせによって違った値になる定数で、熱伝導率と同じように、熱の通りやすさを表わしています。これの逆数は熱貫流抵抗と呼び、熱の通りにくさを表わします。

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熱伝達固体の表面に接している空気は、じかに接して静止している層、その外側の乱流を起こしている層、さらにその外側の層流をなしている層からなっています。これらはきわめて薄い層ですが、熱の通過に対して抵抗性をもっています。壁面と空気の間に熱を伝えるには、この抵抗を通じて行なわれるので、これを熱伝達と呼び、その数値を熱伝流率で表わします。熱伝達は気流が早いほど大きくなるので、必ずしも一定しませんが。湿流と透湿空気中の水蒸気は、圧力の高い部分から低い部分に拡散して、一様になろうとする性質があります。それは空気の流れにものって行なわれ、もし、間に遮蔽物があれば、それを透過して一様になろうとします。この水蒸気の流れを湿流、透過する動きを透湿といいます。建築の材料には、金属や外装タイルのようにまったく透湿しないもの、材木やボード類のように、あるていど透湿性のあるもの、コンクリートブロックや気泡コンクリートのように透湿性の高いものなどいろいろあり、湿流の動きは熱流と似た点がありますが、まだその詳細な性質はわかっていません。しかし、材料の透湿性は、結露に大きく影響を与えることがわかっているので、後の説明のためにあげました。